なんて、書くと、最近の広告じみているが、
この言葉をつけてもいいと思えるDVDがやっと発刊された。
それは、「三年B組 金八先生 第3シリーズ」である。
あれ、そんなシリーズあったけ?と思われる方もおられると思う。
もちろん、存在していたのだが、今までビデオ化はおろか、TVでの再放送も
ほとんどされたことがない。
その理由は、いろいろあるが、
一番の理由は、第1・2シリーズと平成シリーズにはさまれて、
存在観が薄かったこと
そのため、再放送やビデオ化がされず、
そのことがさらに存在感をうすくする原因になっているのだろうと思う。
しかし、このシリーズをリアルタイムで見ていた世代にとっては、
本当に、「待望」のDVD発売だ。
近くのビデオにレンタルで出るのを、心待ちにしていたが、
見つけたときは、久しぶりに心が躍った。
このシリーズ、放送当時、視聴率は結構高かったが、
他のシリーズと比べて、かわったシリーズであったため、
内容を知らない方も多いと思う。
まず、舞台が、「桜中学」ではなく、「松ケ崎中学」である。
金八が、桜中学以外以外を舞台にしたのはこのシリーズだけ。
また、シリーズ内で、「里美先生」との家庭のシーンが出てくるのは、
このシリーズのみである。
そして、一番の違いは、「卒業していない」ということだろう。
武田鉄矢のスケジュールの都合で、12月までの放映で、
卒業は別途、卒業スペシャルとして放映された。
しかし、「隠れた名作」といわれるように、名エピソードも多い。
第5シリーズなどの「派手」なシリーズではないが、
中学生を正面から見据えたシリーズとして、放映当時、人気が高かった。
どうか、見られていない方は、DVDを探してみてほしい。
このシリーズの山田裕子のエピソードは、本当に泣ける。
「三者面談」のシーンでは、号泣してしまった。
また、このシリーズは、ものすごい面々」がでていることでも知られている。
見て、「え、この人もでてたの」という人から、「え、うそ、この人って」という生徒まで。
有名俳優が、現在とは違う芸名で「(おそらく本名)で、出ている。
ヒントは、「玉子シャンプー」。その人をよく見ると、びっくりするだろう。
(武田鉄矢本人も「後で聞いてびっくりした」といっていた。)
また、人間の生きる道、生と死を真正面から見つめたシリーズであり、
このシリーズを見た後に、第4シリーズを見たときに、
また、涙が止まらなくなるだろうと思う。
第3シリーズ自体が、第4シリーズの大きな伏線に(結果的に)なっているのだ。
他にも、「自分の感受性くらい」の朗読など、懐かしいシーンがいっぱいあった。
このシリーズは、実は実質的な昭和の最後の年、昭和63年のシリーズだ。
このシリーズの終了を待っていたかのように、昭和は、64年1月7日、終わる。
昭和の終わりは、実は80年代の終わりともリンクしている。
そういう意味では、二つの時代の幕引きしたシリーズであったといえる。
小山内さんの左がかった思想が、少し気になるが、
(それは、全シリーズいえることだが)
それを、差し引いてもやはり「名作」の名前に恥じないシリーズであったと思う。
ぜひ、一度見ていただきたい。
『伊雲の塾講日記』(ID:0000231728)
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