うちの塾に、小学一年生の男の子が来ているのだが、
これが、一学期の間に、
公文式にいっていた子なのだが、
ひらがな、カタカナ、そして漢字の書き順が
めちゃくちゃなのである。
しかも、これは公文ではなく、学校でやっているらしいが、
速読で40回ぐらい教科書を読ませているとかで、
きちんと読むこともできない。
とばし読みをして、助詞とかをよまないので、
文意をつかむことがとても下手である。
小一の国語などは、はっきりいって、
「きちんと読めて、きちんと書ける」生徒であれば、
満点もとれる。
しかし、彼は、「読まない」し「かけない」のである。
で、公文で書き順をあまり教えてもらえなかったようで、
まちがった書き順で覚えてしまっているので、
この矯正がなかなかできない。
しかも、漢字も我流で覚えてるので、
書き順がまったくあさってだ。
自分も、
低学年は、公文でいいと思っていたが、
どうやらそうでもないらしい。
公文では、繰り返しさせる。
そのこと自体は悪いことではない。
むしろ、いいことである。
しかし、特に小一の子などは、最初に間違ったものを
教えると、それを何度も練習することになる。
そうすると、結局、努力逆転になる。
やればやるほど、だめになるわけである。
基本的には、
低学年のころは、
かなり手がかかるし、また、手をかけなくてはならない。
この時期に、急がせると、結局よく理解しないまま、
文章を適当に読む癖がついてしまう。
そうすると、高学年になって、文章題がでてくるところで、
文章を読めないで、とけない。
公文式を受けている生徒に、
文章題を解くことを苦手としている生徒が多いことは有名だが、
それは、やっぱり作業レベルだけ解いてしまい、
「どうしてそういう答えになったのか」というチェックが
無いからであろう。
そういう勉強をしていると、結局思考力が身につかないのである。
だから、特に、
低学年のお子様を持っておられる方に申し上げたい。
1)ゆっくりと丁寧に文章を読み取る能力を見につけさせること。
2)音読をして、音声を自分の頭で再現できるようにすること。
3)正しい筆順をきちんと覚えさせること。
まとめれば、「ゆっくり丁寧に」ということである。
速読とか流行ではあるが、それはある程度のレベルに達した
生徒に対してはかまわないが
低学年の子供たちにそれをやると、
余計混乱をさせることもある。
エジソンやアインシュタインも小学生のときはのろまと言われた。
しかし、母親が根気よく教えたことで、天才になった。
「三歳で能力が決まる」とかいう無責任な言葉に、
あんまり惑わされてはいけない。
ものごとは、まず「正確に丁寧に」が原点である。
最初は、時間がかかって当たり前である。
そして、それができるようになってから、「早く」である。
正確にできるようになる前に、あんまり早くさせようとすると、
結局は、ぜんぜんできない子供を作る可能性がある。
子供の教育には手間がかかるものだ。
だから、親御さんが一緒にいて、ゆっくりと歩くことが、
結局は一番の近道になるのだ。
伊雲FC2 ブログランキング参加中 よろしく!
タグ : 伊雲 公文式 速読 低学年