指導要領の改訂が前倒しで行われることになり、
保護者の間でもさまざまな波紋を引き起こしている。
そして、学校にもその波紋は、広がっているようだ。
先日、学校のプリントを塾生のひとりが持ってきた。
「学校で持ってきた問題に解けない問題がある」というのである。
で、見てみると、時計算の12:00をまたぐ問題で、現在のカリキュラムでは、
小3では、やっていない問題だった。
しかし、「難しい問題もいれてあるからね」と言って学校の先生が問題をいえれていたそうである。
これまでは、指導要領に乗っていない問題をするのは「悪」だといわれていた。
教科書「で」教えるのではなく、教科書「を」教えるのだというのが、学校の基本方針だった。
(実際には、教科書を教えるのは非常に難しいのだが)
しかし、指導要領海底に向けて、学校側も変わりつつあるようだ。
この数年の間におそらく、学校によって、あるいは教師によって、
旧指導要領にて授業していたないようについての扱いに
差が生まれてくるだろう。
そして、「教育に敏感」な親とそうでない親との格差が、ここでも大きくなる。
エヂュケーショナルディバイトの典型的な形といえるだろう。
塾業界としては、むしろこれは追い風になる。
もともと中学受験や難関校の受験に対応している自分たちにとって、
まったく問題がないからだ。
明日からでも、いや現に今のカリキュラムでも、
十分対応できるようになっている。
さて、そうなると問題になるのは、1995年より続けてきた「ゆとり教育」の責任をどうするのか。
ということでもあるだろう。
その世代がすでに、学校の教師になりだしている。
これから、「教師の学力低下」という恐ろしい事態が待っている。
学習する教師と学習しない教師の「格差」が大きくなってくるのは、
むしろこれからなのである。
『伊雲の塾講日記』(ID:0000231728)
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